過去ログ - 【シンフォギア】キャロル「バレンタインだと……?」
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7:名無しNIPPER
2016/02/14(日) 01:06:40.39 ID:xG74HhyE0



キャロル(……さて、目の前の問題を片づけた所で、俺も自身の問題へと向き合わなければならなくなったわけだが……)

響「いやー、でも、チョコって本当においしいよね。あれはもう暴力だよ。カロリーの暴力。チョコレート一つつまんじゃったらもう止められない。キットカットだろうが板チョコだろうがポッキーだろうが、食べつくすまで止まれない! そうそうポッキーと言えば! 未来がこの間、ポッキーを加えながらね……」

キャロル(うるさい……とてもうるさい……ッ! 私にしじまをよこせと叫びたい……ッ!)

キャロル「……響さんは、未来さんのほかには誰かチョコをあげる相手がいるんですか?」

キャロル(とりあえず、これで少しは黙るだろうッ! 多感な年頃の女子高生、少しはひるむはず……)

響「えーとね、未来、翼さん、クリスちゃん、マリアさん、調ちゃん、切歌ちゃん。学校のみんなにも! あとは師匠や緒川さんとか、S.O.N.G.の人たちに……もちろんエルフナインちゃんも!」

キャロル「……えっと、同年代の男性の方とかは……」

響「いない」

キャロル「えっ」

響「そんな知り合い、いない」

キャロル「……あの、えっと……」

響「いないよ! 今年も年齢=彼氏いない歴更新だよーッ! うわーん!」

キャロル(……しまった、藪蛇だったか……ッ!」



閑話休題



響「そういうエルフナインちゃんには?」

キャロル「ボク、ですか……いえ、ボクもそういった相手は……」

キャロル(……いるとすれば、それは……)

響「そっか……えっとね、実は、さっき以外の人で、一人だけ、もう一人渡したい人がいるんだ」

キャロル「……それは、つまり本命の方ですか?」

響「あはは、そういうのじゃないんだ。男の人ではあるんだけどね……でも、どこにいるかもわからないし、もう会えるかもわからない……だから、渡せるかどうかもわからないけどね」

キャロル「……そういう人でいいなら、ボクにも一人だけいます」

キャロル(……もう絶対、会うことは叶わないだろうがな)

響「……そっか。ねぇ、エルフナインちゃん。もしもう一度その会えたら……そんな奇跡が起きたら、エルフナインちゃんはどうする?」

キャロル「……もう一度、会える【奇跡】……か」

響「……」

キャロル「……そんな奇跡があったら……俺は……」

響「……その、ごめんエルフナインちゃん、嫌な事聞いちゃったかな?」

キャロル「……! え、えっと、どうかしましたか?」

響「えっと、なんだかすごい顔してたから……」

キャロル「……いえ、そんな、大丈夫ですよ。ちょっと考えちゃっただけです」ニコッ

キャロル(……奇跡は[ピーーー]。皆[ピーーー]。その意思と決意に欠片たりとも躊躇はない)

キャロル(だが……もう二度と会えないはずの人に会える奇跡。そんなものがあるならば……)

キャロル「……いや、今更、か」

響「? 何か言ったエルフナインちゃん」

キャロル「いえ、なにも……くっ!?」グラッ

キャロル(なんだ、この酩酊感……ッ!? 体を無理やり揺らされているかのような……ッ!)

響「……インちゃんっ!? しっか……ナインちゃん!」

キャロル(目の前のこいつの声も遠く聞こえる、俺は一体……)





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