過去ログ - 提督「ウチは平和・・・なのだろうか?」艦娘「・・・・・」 その3(最終)
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33: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/04/04(月) 02:15:19.13 ID:DkTo1ksx0
場所は横須賀鎮守府。

応接間には2人の男が居た。

一人は元帥。

もう一人はスーツを着た元帥と同じくらいの年齢の男。

それは国民の誰もが知っている人物であった。

日本の総理大臣。

元帥「まだ他の者には話していないが・・・」

元帥は総理に事の経緯を話していった。

総理「・・・深海棲艦との和平か」

元帥「そうだ。どう思う?」

総理「荒唐無稽と言うべきか・・・」

元帥「・・・だろうな」

深海棲艦を人類と同等と考え、話し合いをするという考えは今まで無かった。

人ではない相手との交渉。

果たして本当に、そんなことが出来るのか疑問だった。

総理「それを言い出したからには、出来るという目処はあるのか?」

元帥「これを見てほしい」

執務室のモニターに映像が流れる。

南方棲鬼、泊地水鬼、カ級がとある鎮守府で生活をしている映像。

行動や応答が細かく記録されており、まるで普通の人間のように喋り、言葉が通じ、あまつさえ遊んでいた。

それは深海棲艦のイメージとは遠く離れたもので、総理は面を喰らった。

総理「これはまた凄いものを持ってきたな。この役者はどこで揃えたんだ?」

茶化すように笑うが、元帥の顔を見て事実であることを悟り、態度を改めた。

総理「この深海棲艦達だけが特別であるということではないのか?」

元帥「いや、違うらしい。深海棲艦、彼女達には人間と同じように知性がある。我々と同じ様に思考し、動いている」

総理「意思の疎通が可能だと? この記録は興味深い。これが事実であるなら・・・難しいと思うが和平も可能性は0ではないかもしれん」

元帥「そうだ。この戦争にも終着点が見えてきたと思わないか」

総理「これはアイツの・・・君の義理の息子がいる鎮守府のものだな?」

元帥「そうだ。アイツも連れてきている。話を聞いてはくれないか」

総理「初めから合わせる気だったのだろ?」

元帥は苦笑いをして提督を呼ぶ。


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