過去ログ - 提督「ウチは平和・・・なのだろうか?」艦娘「・・・・・」 その3(最終)
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35: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/04/04(月) 02:16:40.92 ID:DkTo1ksx0
総理「全ての人類がそうであれば、争いも起きないだろうね」

提督は元帥に視線を向けるが、「お前のやりたいようにやれ」と言わんばかりに

事のなりゆきを見守っていたので構わず続ける事にした。

提督「総理は、人がお嫌いなのですか?」

総理「いや。そうではないよ。人が持つ欲望は大事だ。それこそが人の力の源になるからね。欲がなければ人ではない」

提督「問題はその欲望の抑えどころという事でしょうか?」

総理「そうだね。欲望をコントロール出来ない者は醜い。君の持ってきた事案はそれを助長するのではないか?」

自分と同じ、もしくは下の地位の者が、戦争終結という大事を成す。

それは他の提督にはどう写るか。無論賛成してくれる人もいるだろう。

懐疑的になり、そんなことは出来ない、被害を恐れて反対する者もいるだろう。

どっち付かずで様子を見る者も居るだろう。

そして・・・そのような大役をオマエなんぞにと妬む者も居るのは容易に想像がついた。

提督「それでも、最後は人の善意が勝つと信じます。それが理想論だとしても、人には生まれもっての善意と理性があると考えるからです」

総理「そうかい? 君の父親はその人間同士の悪意の果てに亡くなったのに?」

提督「・・・!?」

総理「初耳か?」

元帥に目をやるが、申し訳なさそうに顔を下に向けた。

総理「君には聞く権利がある。私もね・・・かつては提督だった」

提督「はい。それはここに来る前に元帥殿から聞いております」

総理「そして君の父ともね、友人だったんだ。知っていたかね?」

提督「いえ、それは初耳です・・・」

そして語りだした。


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