過去ログ - 提督「ウチは平和・・・なのだろうか?」艦娘「・・・・・」 その3(最終)
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5: ◆uyMG3dCVpM[sage saga]
2016/02/14(日) 05:21:50.76 ID:MlAAUWKt0
南方棲鬼「穏健派と組むことだけなら、難しくないでしょう」

艦娘全員は頷いた。(そりゃ提督を神と崇めているからなぁ)と。

提督「我が国の持てる戦力、総数は分かりませんが、かなりの数とされる穏健派・・・」

単純な数による戦力的なアドバンテージはこちらに一気に傾くかもしれない。

提督「最終的に南方棲戦姫との・・・話し合いの席を設けることは可能だと思いますか?」

これが人間同士の国の戦争であれば、話し会いの場を設けることは可能かもしれない。

保有戦力、兵器、相手が手を出す事を躊躇う力。抑止力。それがあると無いとでは違う。

だが相手は深海棲艦。どこまで人の世界の道理が通じるか。

南方棲鬼「・・・正直なんとも。アレは生粋の生まれもっての悪。ただ命を奪うことに快楽を覚える醜悪な相手だから。人の道理がどこまで通じるか・・・」

今ある情報では彼女こそが深海棲艦を率いていると言って等しいらしい。

南方棲鬼「正直、話し会いが通じる相手であるとは思えない」

どんなに戦力的に不利だろうが、アレは殺戮を止めない。

憎悪を撒き散らし、人類や艦娘の死を心の底から楽しんでいる。

かつて記憶を消された自分が母と呼んだ存在。

自分をこんな姿に変えた存在。

自分に仲間を殺させた存在。

愛する夫を殺した存在。

その存在、全てが憎い。殺しても殺したりない存在。

南方棲鬼「アレは強いわ。この世界の何もかもを憎んで、留まる事のない憎悪を力に変えるから」

榛名「それって・・・」

思い出すのは泊地水鬼。限界を超えた憎悪は彼女をより強いバケモノへと強化させた。

アレを上回る存在だと言うのであれば、この鎮守府の全戦力をもっても少し苦戦するかもしれないと榛名は思った。

最悪、この鎮守府から犠牲者も出るかもしれない。

提督「戦うとなれば、恐ろしい存在・・・という分けですか」

南方棲鬼「だけど、それは深海棲艦だけの特権じゃないのよ」

提督「・・・と言いますと?」


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