過去ログ - わたし「チョコレート……ですか?」
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43:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 13:56:57.67 ID:PMEIayRk0
わたし「動物がカカオに寄生されてしまった――」
わたし(……遂に恐れていた事態が起きてしまいました)
わたし(植物だけではなく、動物が蝕まれ、寄生されたとなっては……哺乳類、ひいては旧人類が侵略されるのもそう遠くないということで)
44:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 13:57:48.87 ID:PMEIayRk0
ギィ
Y「……」
45:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 13:58:30.60 ID:PMEIayRk0
わたし「あ、朝からそんなハレンチな……!――って、あれ?」
わたし(異様な雰囲気。様子がおかしいと思い、Yに近づいてみると……)
46:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 13:59:10.61 ID:PMEIayRk0
わたし(Yの頭部部分には本来のものの代わりにカカオが据え置かれ、まるでカカオ人間というべき姿へと変貌)
わたし(哀れ、カカオを追い求め続けたYは、自らがカカオとなってしまったのです)
わたし(なんという皮肉)
47:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 13:59:58.60 ID:PMEIayRk0
Y「カ、カカ、カカカカカカカ……!」
助手さん「カカカカ、カカッカカカ……!」
わたし(Yと助手さんは謎の音を出しながら、こちらへと向かってきます。両腕を前に突き出し、あたかもゾンビのように)
48:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:00:33.82 ID:PMEIayRk0
わたし「――はぁ、はぁ、ひとまず、ここまで来れば……」
わたし(わたしはYの屋敷から辛うじて抜け出し、森深くに身を隠しました)
わたし(しかし、逃げたところで次に起こすべき行動が思い付きません。それはそうですよ、バイオハザードしたときの対処法など普段から習う筈もありませんから)
49:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:01:16.37 ID:PMEIayRk0
ピョン
妖精さん「にんげんさん、おひさー」
わたし(――そうです居ました!頼りになる子たちが!)
50:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:01:54.76 ID:PMEIayRk0
妖精さん「にんげんさんにんげんさん」
わたし「なんです?」
妖精さん「このばは、ひとまずにげたほうがよろしいかと」
51:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:02:41.71 ID:PMEIayRk0
わたし「はぁ、はぁ……!」
わたし(カカオ達から逃げ回り、いくらクスノキの里を走り回っても、追っ手の手は緩みませんでした)
わたし(それどころか、左右から続々とカカオ人間は湧いたように出てきます)
52:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:03:16.52 ID:PMEIayRk0
わたし「はぁ…はぁ……とりあえずここで籠城して、助けがくるのを待つしかないみたいですね……」
妖精さん「たすけ、くるですか?」
わたし「来てくれればいいんですけど」
53:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:03:57.69 ID:PMEIayRk0
妖精さん「にんげんさん、いなくなっちゃうですか?」
わたし「大丈夫ですよ、諦めの悪さとしぶとさは旧人類の持ち味ですから」
わたし(なんて口にはしても……その実、心は折れそうです)
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