過去ログ - わたし「チョコレート……ですか?」
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47:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 13:59:58.60 ID:PMEIayRk0
Y「カ、カカ、カカカカカカカ……!」

助手さん「カカカカ、カカッカカカ……!」

わたし(Yと助手さんは謎の音を出しながら、こちらへと向かってきます。両腕を前に突き出し、あたかもゾンビのように)
以下略



48:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:00:33.82 ID:PMEIayRk0
わたし「――はぁ、はぁ、ひとまず、ここまで来れば……」

わたし(わたしはYの屋敷から辛うじて抜け出し、森深くに身を隠しました)

わたし(しかし、逃げたところで次に起こすべき行動が思い付きません。それはそうですよ、バイオハザードしたときの対処法など普段から習う筈もありませんから)
以下略



49:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:01:16.37 ID:PMEIayRk0
ピョン

妖精さん「にんげんさん、おひさー」

わたし(――そうです居ました!頼りになる子たちが!)
以下略



50:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:01:54.76 ID:PMEIayRk0
妖精さん「にんげんさんにんげんさん」

わたし「なんです?」

妖精さん「このばは、ひとまずにげたほうがよろしいかと」
以下略



51:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:02:41.71 ID:PMEIayRk0
わたし「はぁ、はぁ……!」

わたし(カカオ達から逃げ回り、いくらクスノキの里を走り回っても、追っ手の手は緩みませんでした)

わたし(それどころか、左右から続々とカカオ人間は湧いたように出てきます)
以下略



52:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:03:16.52 ID:PMEIayRk0
わたし「はぁ…はぁ……とりあえずここで籠城して、助けがくるのを待つしかないみたいですね……」

妖精さん「たすけ、くるですか?」

わたし「来てくれればいいんですけど」
以下略



53:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:03:57.69 ID:PMEIayRk0
妖精さん「にんげんさん、いなくなっちゃうですか?」

わたし「大丈夫ですよ、諦めの悪さとしぶとさは旧人類の持ち味ですから」

わたし(なんて口にはしても……その実、心は折れそうです)
以下略



54:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:04:32.85 ID:PMEIayRk0
妖精さん「かいいぬにてをかまれたです」

わたし「……はい?」

わたし(今、聞き捨てならない一言を言ったような)
以下略



55:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:05:01.41 ID:PMEIayRk0
妖精さん「ぼくらではかかおが、かかおあじにはならなかったので」

わたし「それ故に、カカオ自身に品質の改良を任せた、と……」

妖精さん「いっしゅの、しぜんのうほうというやつかと」
以下略



56:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:05:27.07 ID:PMEIayRk0
わたし(ああやっぱり……あのカカオ達は、結局妖精さん製だったようです。ただ、自らの知能で味は本物へと近づいていたようで)

わたし「では、植物や動物に侵略し寄生するのも、カカオ達の独自な進化で……本来の機能にはなかったということ?」

妖精さん「すねかじりはすいしょうしませんので」
以下略



57:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/17(水) 14:05:54.09 ID:PMEIayRk0
妖精さん「ここではない、べつのところからおなじのをもってこれるです」

わたし(『ここではない別のところ』。なんだか意味深長です)

わたし「それって一体……?」
以下略



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