過去ログ - わたし「チョコレート……ですか?」
↓ 1- 覧 板 20
76:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/18(木) 22:42:48.50 ID:Qz1F3BRc0
わたし「そういえば……助手さんはどちらに?姿が見えないようですけど」
祖父「ああ、彼なら私の使いに行ってもらっているんだが……それにしても遅いな」
わたし「もうお昼ですもんね、心配です。ちょっと見てきても?」
77:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/18(木) 22:43:31.17 ID:Qz1F3BRc0
Y「……全て消えてしまったんだ……」
わたし「……何が?」
Y「カカオだよカカオ!私のカカオが!全部無くなったんだ!」
78:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/18(木) 22:44:04.97 ID:Qz1F3BRc0
Y「お陰で資本経済も崩壊、残ったの借金のみさ……」
わたし「借金……?あれだけ豊かだった筈なのに?」
Y「マネーゲームだの信用取引だのしていたら、全部消えてしまったんだ。残ったのは負債だけってことさ……」
79:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/18(木) 22:44:39.59 ID:Qz1F3BRc0
わたし「まあまあ、元気だしてくださいな。今のあなたには物足りないかもしれませんけど」
Y「……これは?」
わたし「チョコレートです。どうやら今日は、感謝の念を込めてチョコレートを贈る日だそうで」
80:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/18(木) 22:45:16.97 ID:Qz1F3BRc0
わたし「……それにしても、何故事務所前に?」
Y「ああ、逃げてきたのさ」
わたし「逃げてきた……?」
81:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/18(木) 22:46:09.06 ID:Qz1F3BRc0
わたし「助手さーん、どこにいるんですかー」
わたし(わたしは助手さんを探しに里の中心地に来ていました。確かこの辺りだったような……)
助手さん「……」
82:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/18(木) 22:46:56.51 ID:Qz1F3BRc0
わたし「随分と多いですね、集団移住でしょうか」
助手さん「……」
わたし「あ、そうなんです。迎えに来ました。遅かったですし心配で」
83:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/18(木) 22:47:35.18 ID:Qz1F3BRc0
テクテク
わたし(……一対一。渡すとしたら今がいいのかも)
84:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/18(木) 22:48:13.85 ID:Qz1F3BRc0
助手さん「……」
わたし(助手さんはチョコレートを暫く見つめ、その後、無事受け取ってくれました)
助手さん「……――がとう」
85:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/18(木) 22:49:01.52 ID:Qz1F3BRc0
わたし「と言うわけで、妖精さん達にもチョコレート、用意しましたよー」
妖精さん「わー」
86:名無しNIPPER[ sage saga]
2016/02/18(木) 22:49:43.30 ID:Qz1F3BRc0
わたし「妖精さん、前にバレンタインデーのことについて聞いたとき、覚えていないって言ってませんでした?」
わたし(確かあれはカカオすり替え事件が起こった日の夜。あのとき妖精さんは忘れたと言っていた筈ですが……)
妖精さん『さー?』
98Res/56.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。