26: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/17(水) 12:24:17.45 ID:IQrTBBQc0
カウンターでサンマの背骨を綺麗にはがしていた彼女は、こちらを見やった。
「なんでいるの」
楠崎さんが言った。
「たまに来るの。悪い?」
「ううん」
「昨日と同じジャージだったから、楠崎さんかなって思ったら当たってた」
彼女は自分の服を一瞥して、
「だいたい外はこれ」
「干物じゃん」
「干物?」
「女として乾いてるって意味」
「乾いてないってどんな人」
彼女は逆に質問する。
「お待たせー、ご注文何にするー?」
ひょっこりと笑顔でふみかちゃん。
「こんなのだよ」
「なるほど」
楠崎さんは頷いた。
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