31: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/17(水) 13:44:33.09 ID:IQrTBBQc0
ここまで
続きは夕方くらい
32: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/17(水) 16:21:28.70 ID:IQrTBBQc0
「じゃあ、りょう」
「ん」
なんで改めて自己紹介しなくちゃいけないんだろうか。
33: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/17(水) 16:39:17.04 ID:IQrTBBQc0
「りょうさ、顔しか良いところないんだからもうちょっと言葉遣いに気をつけなよ」
「明野、椎名はどうして一言余計なことを挟みたがるんだ」
「あみちゃん、褒めるの下手だから」
34: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/17(水) 18:48:17.40 ID:IQrTBBQc0
「人見知りなんだ」
嬉しかったのはそこか。
「言っとくけど、生理的に無理な人間には優しくできないから」
35: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/17(水) 18:55:41.50 ID:IQrTBBQc0
「りょうちゃん、ホントに人気者だね」
ふふ、と小さく笑うふみかちゃん。
「他に何屋さんがいるの」
36: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/17(水) 19:05:21.41 ID:IQrTBBQc0
友達無くすよと、言いかけて、友達いない宣言をされたことを思い出した。
「本命はいなかったの?」
「本命? 可愛いなあって思う子はいたけど……付き合いたいとは思わなかったな」
37: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/17(水) 19:18:30.81 ID:IQrTBBQc0
その後、りょうと二人でふみかちゃんをいじって遊んだ。
楽しくなかったと言えばウソ。
たぶん、根っこの腹黒い感じが似てるから気兼ねなく話せるのかも。
帰り道。
38: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/17(水) 19:29:26.04 ID:IQrTBBQc0
「わ、私……」
小さく震えている。
何を言う気なの。
車道を行き交う車やバイクの音にかき消されそうな声。
39: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/17(水) 19:33:54.83 ID:IQrTBBQc0
「そっか……好きか」
「怒らないの?」
「なんで」
40: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/17(水) 19:40:07.48 ID:IQrTBBQc0
「でも、りょうちゃん女のこと付き合うって考えないと思うから……このまま卒業まで一緒にいられたらいいよ」
「それでいいの?」
「うん」
41: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/17(水) 19:51:12.02 ID:IQrTBBQc0
3人での行動が多くなって、休日に遊びに行く機会も増えた。
相変わらず、私とりょうは口喧嘩を繰り返し、ふみかちゃんが仲介役に立つという図式。
数か月も経つと、それが普通になった。
りょうはだんだんと髪が伸びてきて、女らしくなっていった。
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