57: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/21(日) 23:37:16.66 ID:8nhRzoBX0
呆れた視線をりょうに向けていると、ふみかちゃんが、
「気を遣われるよりもいいんじゃないかな」
そう言って、
58:名無しNIPPER[sage]
2016/02/21(日) 23:37:22.80 ID:TpGkG7+tO
お、待ってた
59: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/21(日) 23:51:50.29 ID:8nhRzoBX0
それから、制限時間になり、30分程延長してから店を出た。
二人きりにさせるために、本屋に寄ってから帰ると告げると、二人共一緒に行くと着いて来た。
なんでやねん。
と一人胸中でごちた。
ふみかちゃんに目配せしたけれど、何も伝わらなかった。
60: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/21(日) 23:58:47.12 ID:8nhRzoBX0
「二人で行ってくればいいじゃん」
と直球に伝える。
ふみかちゃんが首を振った。
61: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/22(月) 00:10:46.97 ID:DLlF0U060
その日の夜、ふみかちゃんから連絡があった。
ベッドに入って、今日買った雑誌を読んでいたところだった。
「はい、もしもし?」
62: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/22(月) 00:26:20.69 ID:DLlF0U060
「ほら、りょう鈍感そうだしね」
『そうだね。でも、あみちゃん……辛いでしょ?』
「なんで?」
63: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/22(月) 00:48:05.29 ID:DLlF0U060
いい加減にして欲しい。
「私は、ただ……ふみかちゃんとりょうが一緒になればって思って」
私は違う。
64: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/22(月) 01:10:23.92 ID:DLlF0U060
守れない約束はしない。
そうでしょ。
応援するんでしょ。
ずっと前から、分かってることじゃん。
ずっと繋ぎ止められないもんなんだって。
65: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/22(月) 01:42:00.21 ID:DLlF0U060
脇に置いた雑誌を3ページ程見て、それも放り投げた。
目を瞑って、ふみかちゃんの言われた言葉を反芻していた。
――何考えてるのか分からない。
66: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/02/22(月) 01:42:51.88 ID:DLlF0U060
ここまで
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