8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/15(月) 20:36:29.65 ID:B+2I6UV70
 まゆほどの美少女に好意を示されるのは悪い気はしない。 
 ……いやむしろたまらなく嬉しい。 
 ……正直なところ彼女の想いに応えたくてしょうがない。 
 だが、アイドルとプロデューサーということを考えるとそうするわけにもいかない。 
 それに、どうせ俺とまゆの関係は成就しない。 
9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/15(月) 20:37:31.07 ID:B+2I6UV70
 そうやって後ろ向きな考え方ながらも、自分を律しながらまゆのプロデューサーとして 
 なんとかやってきたのだが……。 
 激務からくる疲れと日常的に美少女に擦り寄られるという異常な状況にあって俺は 
 たぶん正常な判断が出来なくなっているのだろう。 
 そこら辺の誰とも知れない野郎にまゆの純潔を散らされるくらいなら、いっそのことまゆを 
10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/15(月) 20:38:06.82 ID:B+2I6UV70
 そしてついに、忙しさとしつこいまゆを理由にして『やってしまえよ』という悪魔の囁きに 
 ついに身を委ねてしまった。 
  
 『魔が差す』というのはこういうことなんだろうか。 
  
11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/15(月) 20:39:06.25 ID:B+2I6UV70
 ―――――― 
 ―――― 
 ―― 
 ― 
  
12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/15(月) 20:39:40.16 ID:B+2I6UV70
 ――Pの家―― 
  
 まゆ「すごく立派なマンションですねぇ」 
  
 P「まゆもそう思うか? 会社指定のマンションなんだ。プロデューサーにもスキャンダルが有っちゃ駄目だからってことらしくセキュリティとプライバシーの保護は万全らしい」 
13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/15(月) 20:40:26.16 ID:B+2I6UV70
 まゆ(Pさんの匂いがします……)クンクンドキドキ 
  
 P「ここがリビングで、トイレはそっち。あっちは俺の寝室」 
  
 リビングにはローテーブルとそれの周りに三人掛けのソファと一人掛けのソファが置いてあります。壁際のTV台には50インチはありそうな大きなテレビ。テレビ台の横にはDVDなどが並べられた棚。 
14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/15(月) 20:41:28.89 ID:B+2I6UV70
 P「コーヒー淹れてくるからソファに座ってな」 
  
 まゆ「ありがとうございます」 
  
 まゆ「では、ソファに失礼して……」ぎゅむ 
15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/15(月) 20:42:16.89 ID:B+2I6UV70
 P「はいお待たせ。熱いから気を付けて」カチャリ 
  
 まゆ「ありがとうございます。頂きます」 
  
 まゆ(お砂糖とミルクを入れてと……ごくり。あ、美味しい……) 
16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/15(月) 20:43:23.23 ID:B+2I6UV70
 まゆ(と、唐突ですぅ……)ドキドキ 
  
 P「あ、ごめん。大丈夫か?」 
  
 まゆ「は、はい……大丈夫です」ケホケホ 
17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/15(月) 20:44:05.35 ID:B+2I6UV70
 まゆ(これはPさんの股の間に座れってことなんですよねぇ?) 
  
 まゆ「し、失礼します……」ギュム 
  
 Pさんに背を向けて股の間に腰を下ろします。緊張で背筋をピンと伸ばしていると……。 
18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/15(月) 20:44:43.89 ID:B+2I6UV70
 Pさんの腕は微妙に抱きしめる力を強めたり弱めたりして、そのたびにゾクゾクとした感覚が走ります。 
  
 まゆ「あっ……」 
  
 Pさんの腕の位置が少しずつ下にずれてきました。 
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