23:名無しNIPPER[saga]
2016/02/18(木) 23:56:59.42 ID:8TPy48oe0
理樹(寮長室の前に着いた。寮長は、特別な理由でもない限り、放課後は寮長室に居座っている。しかしそれは用事があるからという訳でもなく、最初こそ仕事は山程あったらしいが、今はもう習慣で通っていると聞いた)
理樹「入ります」
理樹(ノックをしてドアノブを回すと、やはり彼女はいた。今日は特にやる事もなさそうなのでのんびり茶菓子を楽しんでいたようだ。そして僕らの姿を認めると、賑やかな笑顔で迎えてくれた)
あーちゃん先輩「おーよく来たわね直枝くん!歓迎するわっ!そしてそっちのあなたは確か西園さんね」
西園「こんにちは」
理樹(寮長は僕らに横に備え付けてある客用のソファーに腰掛けるよう促すと、両手の指を交差させて、いつもの人の依頼を聞く態勢に入った)
あーちゃん先輩「ところで今日はなんの用件かしら?」
理樹(意識してしまうとうまく喋れないかもしれないので、万全を期して目線で西園さんにパスした)
西園「…はい。用件と言うほどでもなく、ただの確認なのですが」
あーちゃん先輩「ほうほう、お聞きいたしましょう」
西園「ズバリ言わせていただきます。あなたは誰にチョコを贈ったんですか?」
理樹(その言葉を発してから、寮長の笑顔が一瞬引きつるのにさほど時間はかからなかった)
30Res/24.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。