過去ログ - 男「とある休日、昼下がり」
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5:名無しNIPPER[saga]
2016/02/16(火) 22:49:25.04 ID:d4ZO1Keb0
男「……ここだな、やっと着いた」

男(なるほど、こんな所に小さな温泉が……良い所を見つけた)

男「えーと、大人一枚で、それとタオル」

「はい、ごゆっくり」

男(……)キョロキョロ

男(見事に誰も居ないな……平日だし、そりゃそうか)

男(では)ガララッ

男「おお……」

男(こじんまりした所だな。でも、落ち着く)バシャッ

男(さて、と)ザブッ

男「おおおおー……ふうぅ……」

男(あー、こりゃたまらん。風で冷えた身体が癒される……)

男「あ、説明が……なになに……ほうほう、美人の湯ね。僕には関係ないな」

男(うーん、極楽だなぁ……)

男(さて、露天風呂に行きますか!)ガラッ

ヒュウゥウゥッ

男「あああああ寒い! さっむ!!」

男(い、急いで湯に浸からねば)ザブッ

男「……おや?」

男(へえ、さっきよりも温度が低い。ぬるま湯なのか!)

男(ああ……これは良い。何時間でもいられそうだ……)ボー

男「今日も空が綺麗だなぁ……」

男(忙しない日々が続くが、こうして空を綺麗だと思える)

男(それだけでも、僕の心は十分なのではないか)

男「……」

男(まあ、何を良いと思うかは、人それぞれだ)

男(僕の人生には、少しの季節の彩……それさえ確かであれば良い)

男「……なんつってね」

男(湯に移った自分の顔を見て、そんな事を考えている自分が少し恥ずかしくなり)

男(僕は一人、目を逸らした)


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