過去ログ - 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その9【オリジナル】
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14: ◆x8NsquFWLI[saga]
2016/02/17(水) 19:13:46.77 ID:Mfe9MbJKo

■ 前スレラスト



あなた達はまず、足跡を調べる事とした。
階段の先に待つものは何か。
その正体を知る一助には、間違いなくなるだろうと判断して。

足跡の数は余りにも多い。
階段の外、円形の通路とほぼ同じような状態だ。
無数に重なり、その詳細を探るのは骨の折れる作業である。


少年は光を維持し、警戒を。
あなたと少女が階段にしゃがみ込み、精査を開始する。



残念ながらあなたには大した事は分からなかった。
が、代わりに少女が情報を獲得する。

少女の言によれば、森のあらゆる魔物の足跡が混在しているようだ。
熊の足跡、梟と思われる爪跡、蛇の貼った跡。
それらが無数に折り重なり、混沌とした地面の模様を作り上げている。

方向は出入りの両方に。
全ては古い物から新しい物まであり、常に使われ続けているように見える、とも。

また、どうやら人間の足跡は見当たらないという事だ。



足跡から素直に考えれば、内部にはあらゆる魔物が潜んでいるという事になりかねない。
魔物達が相争わず共存する。
そのような事が有り得るのだろうか。

二人にそのように尋ねながらも、あなた自身その答えは理解していた。


『いいえ、有り得ません。
 魔物同士食い食われる関係です。
 獲物を巡って争う事はあっても、同じ場所で共に過ごすなんて聞いた事もありません』


少年の言う通りである。
狼に食らわれる鹿が良い例だ。
森の魔物達の間でも、弱肉強食は絶対のルールとなっている。

ならば、ここは一体何なのか。

その答えに繋がる材料を、あなたは既に知っていた。


迷宮の主による、強力な精神干渉である。

共存が有り得ない多種の魔物。
それらに停戦を強要できる者が居るとすれば、それはあなたの記憶を幾度も塗り替えた主の他には考え難い。

二人にも伝えれば、即座に一つの答えが導き出される。

主が用意した、魔物達を保護する安全な塒。
それがここなのではないかと。



【安価指定行動】

とりあえず熊部屋まで早歩きで戻る



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