過去ログ - クラリス「星の銀貨」 -SS速報VIP

過去ログ - クラリス「星の銀貨」

↓ 1- 覧 板 20

81: ◆bJKE2tuqjQ[sage]
2016/02/16(火) 04:27:01.18 ID:qbdP0nzD0

変哲の無いビジネスシューズを履く男性は、足元を崩すことなく、続ける。

「そして『野原』や『森』は山中異界という……日常の空間ではない神秘的な、不吉な場所として扱われています」

以下略

82: ◆bJKE2tuqjQ[sage]
2016/02/16(火) 04:28:19.95 ID:qbdP0nzD0

口元に指を添えた金の女性は。

以下略

83: ◆bJKE2tuqjQ[sage]
2016/02/16(火) 04:28:46.63 ID:qbdP0nzD0

コーヒーを一口含んだ男は、時計をちらりと見る。

「今回は、これがどういう意味があうだろうか、と考える程度にしましょう」

以下略

84: ◆bJKE2tuqjQ[sage]
2016/02/16(火) 04:29:15.80 ID:qbdP0nzD0

巻き髪の女性はブースで、手渡された絵本と向き合っていた。

以下略

85: ◆bJKE2tuqjQ[sage]
2016/02/16(火) 04:30:01.01 ID:qbdP0nzD0

彼女――森久保乃々は10年の間にアイドルを主体としつつも、ひっそりとして、それでいて強い自我を主張できるラジオにも力を入れていた。

以下略

86: ◆bJKE2tuqjQ[sage]
2016/02/16(火) 04:30:32.93 ID:qbdP0nzD0

寒空に星降る夜の少女。

マッチに浮かぶ様々な光景を見て喜ぶ少女。

以下略

87: ◆bJKE2tuqjQ[sage]
2016/02/16(火) 04:32:25.81 ID:qbdP0nzD0

だが――――森久保は、この2作品はそれぞれ完全なる悲劇であるとは感じていない。

以下略

88: ◆bJKE2tuqjQ[sage]
2016/02/16(火) 04:33:02.71 ID:qbdP0nzD0

「――森久保さん……。本番1分前です。５９、５８……」

以下略

89: ◆bJKE2tuqjQ[sage]
2016/02/16(火) 04:33:31.64 ID:qbdP0nzD0

プロデューサーさんは、森久保がどこにいても見つけてくれます。なら――森久保は、皆が持っている、大事なことを見つけられるように――）

「――３……２……１……０！」

以下略

90: ◆bJKE2tuqjQ[sage]
2016/02/16(火) 04:35:21.57 ID:qbdP0nzD0

＜――――＞

ラジオから流れてくる、彼女らしい声を聴きつつ、彼は事業を進めていくための書類作成に勤しんでいた。

以下略

91: ◆bJKE2tuqjQ[sage]
2016/02/16(火) 04:35:50.51 ID:qbdP0nzD0

10年前に行った番組と全く同じ内容を繰り返すことでお茶を濁すこともよくある。
それでも、彼女たちの特徴や夢を伸ばせる仕事を探し、考え、始めている。

以下略

161Res/70.51 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ