過去ログ - 勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」
1- 20
15:名無しNIPPER[saga]
2016/02/16(火) 14:38:26.23 ID:LuI9ccOWo
隊員A「まあ、気持ちはわかるんですけどね。俺らも正直言えば、最初はこんな若い隊長なんて、っていう抵抗ありましたし」

隊員B「でも、実力と指揮能力で毎回あれだけ差を見せつけられたらそんなの消し飛んでますよ」

隊員C「ずっと前に起きた魔物襲撃事件の時の事、覚えてますか? あの時、俺らは隊長の指揮下にいたからこうして無事に生きてるんですよ」

隊員D「別の隊は全滅したところもあるし、そうでなくてもかなりの殉職者を出したってのに……」

隊員A「隊長の率いていた隊だけが、生還率九割だったんです。一番長く戦場に留まって、一番最後に帰還したっていうのに」

隊員B「だから、死んでいったやつらの事を思うと、年下だってのに隊長の事は尊敬さえしてますよ」

隊員C「この人の下にいたら、俺らはずっと死なずに生き残れるんじゃないかって、そんな気になりました。それは隊員Eさんもきっと同じはずなんです」

隊員D「だから、隊長は気にせず胸を張って下さい。俺ら全員、感謝してるんですから。隊員Eさんも必ず感謝してます」

隊員A「ただ、最後に言わずにいられなかったんですよ、きっと。それだけです。明日になったら、全員何もなかった振りをして、それでおしまいにした方がいい話じゃないですか」

隊員B「隊員Eさんもそうして欲しいと思いますよ。だから……」


勇者「……わかった。ただ、この一言だけは伝えておいてくれ」

勇者「今までありがとうございます、って」


隊員C「わかりました……。必ず」ニコッ


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/527.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice