過去ログ - 勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」
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239:名無しNIPPER[saga]
2016/02/25(木) 20:02:46.34 ID:RkV0hrb3o
町長「しかし、その加護というのは、やはり凄いものなのでは? 例えば、魔物から攻撃を受けてもまるで効かないとか……」

勇者「流石にそれはないと思います。実感的にはほとんど前と変わりませんね。もっとも、まだ魔物から攻撃を受けた事がないので、実際のところどうなのかはわかりませんが……」

町長「それはそれでまた……凄い。やはりお強いのですな、勇者様は」

勇者「いえ、馬で街道を走っているので、そんなに魔物とは出くわさないだけです。それに、ここら辺に強い魔物は少ないですから」

町長「いえ、私どもからしたら、よく見るスライムや一角ウサギでさえ、十分、脅威ですとも。やはり勇者様はお強いのでしょう」

勇者「そうだといいんですが……。しかし、上には上がいると言いますから。慢心して油断する様な真似はしたくないですし」

町長「いやはや、心掛けもやはり御立派で。流石は勇者様です」

勇者「ありがとうございます。……ただ、それよりも」

町長「はい?」

勇者「何か私に言いにくいお話でもあるのでしょうか?」

町長「あ、う……。わかるのですか……?」

勇者「ええ。先程から、無理に話題を繋げようとしてる感じでしたし、何より誉め言葉があれだけ続けばこちらも自然と構えます。後に、何かあるんじゃないかと」

勇者「王都で騎士隊長をしていた頃、よくこういう事がありましたので。大体は、公に言えない様な下世話な頼み事でしたが」

町長「申し訳ありません……。お察しの通り、誠に恥ずかしながら、勇者様にお願いがあるのです……。ただ、決して私利私欲だけではありませんので、どうかお話だけでも聞いて頂けませんか……」

勇者「一応、話だけは聞きます。断るかもしれませんが」


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