過去ログ - 勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」
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804:名無しNIPPER[saga]
2016/03/25(金) 17:57:58.32 ID:MhQ+Ndmgo
ー 同時刻、魔王城 ー


魔王「そうか……。魔軍師は今、北西地区に出向いているのか」

側近「…………」


大魔導師「はい。留守を私めに任せて、一番旗色の悪い北西地区の守りへと向かわれました」

魔王「して、今の各方面の状況は。余が出る前と出た後で変化した事のみ挙げよ」

大魔導師「……日にちもさほど経ってはおりませんので、万事、変わりありません。以前と同じ状況でございます」

魔王「よしっ。ならば、全軍全面攻勢の用意をさせよ。本日を持って決戦の準備に入る!」

大魔導師「……!! 決戦ですか!?」

魔王「そうだ。これ以上戦いを長引かせる意味はない。何より、余はこれまで大きな勘違いをしていたからな」

大魔導師「勘違いとは、一体……」

魔王「竜王を倒し、三界を統一するのが最終目標だと余はそう考えていた。故に、これまで慎重に事を進めてきたが、それは過ちであった」

魔王「三界の統一など、余にとっては通過点に過ぎぬ。最終目標は異界を含めての四界の統一だ。故に!」

魔王「たかが竜界ごときに時間をかける必要など、皆無! 余、直々に出向いて、次の一戦で竜王を倒し、竜どもを残らず片付けてくれようぞ!」

大魔導師「!!」

魔王「大魔導師! 軍師に代わり、急ぎ、出陣の準備を整えよ! 魔軍師と各方面の将軍にも伝えよ! 次の一戦で竜王軍を蹴散らし、魔界へと凱旋するとな!」

大魔導師「は、ははーっ!」


魔王「それと、側近」

側近「はっ!」

魔王「余の盾の役目、しかと果たせよ。前に言った通り、死ぬ事は許さぬぞ」

側近「ははっ! 我が名と、既に散っていった同胞達の魂にかけて!」


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