過去ログ - 勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」
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857:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 20:19:08.96 ID:TFwo0+zOo
ー 同時刻。北の国、山奥の大屋敷 ー


大賢者「九尾の狐さん、九尾の狐さん」

九尾の狐「」スヤスヤ


大賢者「駄目か……。起きてくれない」ハァ

九尾の狐「」スヤスヤ


大賢者「すっかり体も回復したし、助けてもらったお礼をしたいのに……」

九尾の狐「」スヤスヤ


大賢者「ここ二日ばかり、ずっと眠りっぱなしだ。無理矢理起こそうとすると尻尾ではたかれるし……」

大賢者「危うくそれで死ぬとこだったからな……。一体、僕とどれだけ差があるんだろう……」

大賢者「本当にあの占い師のおばあさんの言う通りだったな……。上には上がいたし、世界は驚くぐらい広いや……」

大賢者「九尾の狐さん……。その世界の垣間でも良いので僕に少しだけ見させてもらえないでしょうか? 弟子入りさせてもらえないでしょうか?」

九尾の狐「」スヤスヤ


大賢者「まあ、ずっとこの調子だけどね……。僕が何を言ってもまるで起きてくれないし……」

九尾の狐「」スヤスヤ

大賢者「どうやったら起きてくれるかな……」


九尾の狐「」ピクッ

大賢者「!?」


九尾の狐「何じゃ、この予感は……?」ムクッ

大賢者「お、起きた!?」

九尾の狐「妾の第六感が強く告げておる……。じゃが、何じゃ……?」

大賢者「あ、あの、九尾の狐さん!」

九尾の狐「黙っておれ、小僧。今、妾は集中しておる」

大賢者「あ、す、すみま」

九尾の狐「向こうか。遥か北の方角じゃな……」トテトテ


ガラッ (屋敷の襖を開け放つ)


九尾の狐「一体、何が起こるというのじゃ……」(外を眺め、北の方角をじっと見つめる)

大賢者「……?」


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