過去ログ - 勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」
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97:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 17:49:13.39 ID:0sl7vD+po
ー 宿屋前、路地 ー


騎士A「大司教様……。あの者、逃げ出したりはしないでしょうか? 念の為に見張りを立てた方がよろしいのでは……」

大司教「いや、必要ない。嘘をつく様なお方ではないと聞いている。そうでなければ、『天使』などとは呼ばれる事はないだろうしな」

大司教「それに、逃げたとしても、こちらもそれほど困る訳ではない。むしろ、困るのは向こうの方だ」

騎士A「左様ですか……。ならば、そのままにしておきますが」

大司教「それよりも……。私はあの表情の方が気になったな。どこか嬉しそうだったが……」

騎士B「それは私も感じました。あの女、何か企んでいるのでしょうか?」

大司教「わからんが……。まあ、いいだろう。とりあえずこれで私の受けた任の半分は終わり、そして良い方に転がったのだからな」

大司教「残りの半分は無事に大聖堂まであの方を連れていくだけだ。翌朝には旅立たれるという事だったから、上等な馬を今日の内に手配しておけよ」

騎士C「はっ!」

大司教「戻れば、枢機卿になられるお方だ。無礼な口の振る舞いもそこまでにしておけ。良いな?」

騎士D「ははっ。肝に命じておきます」


大司祭「……しかし、何を聞くかと思えば、名前を聞くとはな。まさか、元から勇者に心当たりでもあったのか……?」


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