過去ログ - 朝潮「初恋の、ビターチョコレート」
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17: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2016/02/16(火) 21:36:20.39 ID:bhEjJ9/mO
大潮「あーあ。もうすぐバレンタインだし、丁度良い話題だと思ったのになー……」
荒潮「そっか、バレンタインねぇ……明日辺りチョコレート、買いに行こうかしらぁ」
霰「ふんっ。バレンタインとか、そんなものに浮かれてるヒマがあるなら練度の一つでも磨くわよ」
18: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2016/02/16(火) 21:37:10.91 ID:bhEjJ9/mO
朝潮「バレンタイン……」
大潮「お……お?もしかして姉さん、興味がわいてきたりして!?」
朝潮「いえ……ただ、一つ聞きたいことがあるのだけれど」
19: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2016/02/16(火) 21:38:10.85 ID:bhEjJ9/mO
朝潮「ま、待ってみんな」
大潮「?」
山雲「朝潮姉ぇどうしたの〜?」
20: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2016/02/16(火) 21:38:58.65 ID:bhEjJ9/mO
朝潮「……、……」
山雲「……朝潮姉ぇ。バレンタインはねー、そんなに窮屈な日じゃないんだよ〜」
朝潮「え……?」
21: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2016/02/16(火) 21:39:31.53 ID:bhEjJ9/mO
朝潮「私は……」
荒潮「……上官と部下は是あるべきと礼節を重んじる朝潮姉さんの事だから、抵抗もあるかも知れないわねぇ。でも……私達含め艦娘のほとんどみんな、司令官へのチョコ作りに精を出すつもりで居るの。ね?なぁんにも失礼なこと、ないんだからぁ」
朝潮「……、……」
22: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2016/02/16(火) 21:40:10.37 ID:bhEjJ9/mO
翌日 一〇〇〇 鎮守府 執務室
満潮「じゃあ、3社目の海上護衛任務に行ってくるから」
司令官「ああ、宜しく頼むよ。っと……満潮、これを持っていって」ポン
23: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2016/02/16(火) 21:40:40.19 ID:bhEjJ9/mO
朝潮「司令官!お茶が入りました!」
司令官「お。よし、じゃあ一服するかね」
朝潮「はい!」
24: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2016/02/16(火) 21:41:20.97 ID:bhEjJ9/mO
司令官「さてと、冷める前に……」
司令官(む……これ……)
朝潮「そうですね、いただきましょう」
25: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2016/02/16(火) 21:42:06.21 ID:bhEjJ9/mO
一〇分後
朝潮「……」
司令官「ふぅ……」
26: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2016/02/16(火) 21:42:38.63 ID:bhEjJ9/mO
朝潮「――甘いものが苦手、ですか?」
司令官「いや、正確には違うな。好きなんだけど……量が入らないんだ」
司令官「ほら、何でも、食べ過ぎると胸焼けするだろう?僕はさ、砂糖の入った菓子でそれが起こりやすくて……甘ければ甘いものほど飽きも胸焼けも早く来るんだよ」
27: ◆pxTJMwo04OvB[saga]
2016/02/16(火) 21:43:21.35 ID:bhEjJ9/mO
司令官「まぁ俗っぽい話になるんだけど。こうして提督業に着くまではさ、僕は女性にもモテなかったしバレンタインなんてのは母親からお情けのチョコ貰うか自分で買って食べるかくらいしか経験がなかったんだ」
朝潮「司令官は硬派な方だったのですね」
司令官「朝潮は本当に良い子だな、うん。まぁそんなわけでこの鎮守府に配属になって色々な艦娘と出会う中に、一昨年のバレンタインを迎えたわけよ」
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