8:名無しNIPPER
2016/02/16(火) 23:12:00.75 ID:R6BWXPqh0
聞いた途端、胸にドンッとハンマーを叩かれたような衝撃でした。
鈍い心の痛み、一呼吸すら忘れるほどに私は動揺したのです。
「……もう、戻れないんですか?」
呼吸を整えるのがやっとで、頭の中がゴチャゴチャになりがならも問いかけました。
「先方は、こっちでの僕の仕事ぶりを大変高く評価していただいてるみたいで向こうでの大成も不可能ではないと」
それはつまり片道切符を2枚彼は持つことになる。
究極の二者択一を選ばざるを得ない状況になったということでした。
「……僕は、夢を追いかけてみたい、でも、楓さんを離したくは……ない」
彼の夢、世界的な音楽プロデューサーになること。
その発端はかの有名なキングオブポップを生み出した音楽プロデューサーの存在。
そんな中で日高舞を見てアイドルを輝かせてみたいと思ったと。
彼ははにかみながら教えてくれたことを私は覚えていました。
「僕は……、俺は一体どうしたら……!!」
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