過去ログ - 一人カラオケで裏声の練習をする男の話
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52: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/18(木) 06:31:52.56 ID:pjUwsU+I0



無事に学年は上がっても、火曜日は例によって三限目までしか埋めなかった。
はじめ僕だけだったらどうしようかと思ったけど、彼女は変わらず同じ時間にやってきた。


そもそも、この子が普段何をしている人なのか。
歳がいくつなのか、どんな子なのか、僕には分からない。


背中の壁越しに伝わる僕たちの声。

それだけが北風にさらされたクモの糸のような、繊細な繋がりを持たせていた。






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