過去ログ - 一人カラオケで裏声の練習をする男の話
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55: ◆9l/Fpc6Qck[saga]
2016/02/18(木) 07:02:09.50 ID:pjUwsU+I0



その次の週も、彼女の迷いは続いた。


居なくていい存在にはなりたくないと漏らした。
僕は、正解はないんだと答えてみた。


彼女は風が吹く度生き急いでいると歌った。
それに僕は、回り道もたまにはいいと歌を返した。


その次も、その次も。
彼女の迷いを、僕はかわすように答えていった。






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