過去ログ - ◆ニンジャが出て◆このサツバツとした世界に血の雨を!◆殺す◆
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47:名無しNIPPER[saga sage]
2016/04/06(水) 14:19:16.48 ID:JzHGO8wl0

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(これまでのあらすじ)

平原にて、カエルに捕食されていたアクアという女神を助けたニンジャスレイヤーことフジキド・ケンジ。

協力関係を結ぶと言う提案に双方が同意した後、彼女が明日にでも仲間を紹介すると言う形でその場は解散となった。

フジキドは、この平和な街に慣れて仕舞わぬ様にニンジャへの憎悪を高めながら目を閉じた。


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「ドーモ、初めまして。ニンジャスレイヤーです」

翌日、ギルドにて集まる約束をしていたニンジャスレイヤー。一角の席に座る彼の前に、四人の人影が現れた。そして彼は、その中の一人が先日助けたアクアと言う狂人の如く理不尽極まりない性格である人物だと確認し立ち上がり、アイサツした。

「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン。…ほら、アンタたちもアイサツしなさいよ」

アクアはしめやかにオジギし、後ろの三人にも促す。

「…えと、初めまして、ニンジャスレイヤー…?…さん。俺、カズマって言うんだけど」

一見、シツレイな態度にも思えるが、ちょっと待って頂きたい。彼は日本人であるが、ニンジャの存在など知らず、故にニンジャ同士のアイサツすら知る由もないのだ。

「初めまして、ニンジャスレイヤーさん。…ところで、其の格好は中々いいですね。名前もいいです!…あ、私はめぐみんと言います。紅魔族随一の力を持ち、爆裂魔法を愛する_____むぐっ!」

カズマと名乗る男に口を手で塞がれ、其れを離そうともがく。

ニンジャスレイヤーは訝し気に彼を見るが「長くなるから」と伝えられると納得した様に頷いた。

最期は金髪に整った顔立ちに、身形の良さそうな装備に身を包んだ女性がアイサツをした。

「初めまして、ニンジャスレイヤーさん。私は…ダクネスと言う。…ところで、何だ…貴方の目は、とても_____んぐっ!?」

其処まで言い掛けると、急に後ろから口を手で塞がれた。カズマは両手で二人の女性の口を塞いでいる。

「お前は黙ってろ、この…変態女騎士がっ…!」

彼方にも彼方の事情がある。ニンジャスレイヤーはそう判断する事にした。

「…ドーゾ、立ち話も如何なものだろう」

彼は座り直し、座る様にと掌を向かいの席へと向ける。

「あっ、すいません…。俺が話すから、お前らは黙って大人しくしてろよ」

先程まで口を塞いでいた二人を解放すれば、向かいの席へと腰掛けた。

「ほらほら、後はカズマさんに任せてあっちで美味しいものでも食べましょ!」

めぐみんとダクネスの背を押し、彼女らに有無を言わせぬ内に連れて行ってしまった。




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