過去ログ - ◆ニンジャが出て◆このサツバツとした世界に血の雨を!◆殺す◆
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名無しNIPPER
[sage saga]
2016/05/11(水) 18:31:47.51 ID:uW9VAPTc0
◆◆◆◆◆◆◆◆
「…つまり、サワタリさんはその…バイオインゴット、って言うのを仲間と調達しに行っていると思ったら、何時の間にか此処に居たと…?」
「ウム、ナムでは如何なる時でもアンブッシュがある。だが…これは…余りにも」
サワタリに対する様に手頃な岩へと腰掛けたカズマが首を捻った。
…サワタリの目には、何時にも増して狂気が渦巻いている。仲間と離れ、今頃リーダーを失ったサヴァイヴァー・ドージョーが如何なっているのか。
「…取り敢えず、サワタリさんが見たと言う " 光 " について…教えて貰えないかな」
「いいだろう」
そう、サワタリは調達任務中、突然眩い光に包まれた後、此の森に居たと言ったのだ。
「サヴァイヴァー・ドージョーが主に活動している地下水路には似つかぬ光。一体何処から…?」
頭を抱え、打ちひしがれる彼の背から声が飛ぶ。
「…サワタリ=サン。私の境遇も聞いて貰おうか」
ニンジャスレイヤーだ。彼は喋った。自分が死に、転生を果たした事。そして、再度帰る為に魔王を討ち滅ぼすと言う事を。
「何と…お前が死んだのか。だが、フム、転生。その様なものがあったのか」
「ちょっと待った」
二人のニンジャの会話に割り込んで来たのは、中世騎士風の装備に豊満なバスト、コーカソイドを彷彿とさせる金髪。ダクネスである。
「…御二方に質問なのだが、その…転生、だの…一体…?」
二人は顔を見合わせた。そして赤黒のニンジャが口を開く。
「……アクア=サン」
彼は、ニンジャスレイヤーについての事は話した、と主張していた女神へと目を向けた。アクアは露骨に目を逸らし、吹けもしない口笛を吹いた。
「話してないのか」
「…だ、だって…この人ら、私が何言っても信じてくれないんだもん!頭のおかしいイカれた女の子扱いするんだもん!」
一応、彼の身の上は説明したとの事であるが日頃の行いから全く信じて貰えなかった様だ。
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