過去ログ - ◆ニンジャが出て◆このサツバツとした世界に血の雨を!◆殺す◆
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名無しNIPPER
[sage saga]
2016/05/22(日) 21:23:44.30 ID:CMXfU/FS0
何たるクルセイダー耐久力か!何十発もの拳を腕に受けておきながら、ダクネスは息を切らすだけだ。
例えば、カズマであればニンジャスレイヤーの拳を腕に数発受ければ骨は砕けてしまうだろう。
しかし彼女は、ステータス値を防御面に特化させている為、ニンジャスレイヤーの拳を耐えられたのだ。
「…しかし、オヌシは一体…。これでも、一発一発本気だったのだが」
「…フフ、中々良い痛みだった…少し休んだら、また御願い出来ないだろうか」
「次は俺が相手をしよう!」
現れたのはサワタリだ!両手にはマチェーテ!
「…では、私は中で休ませて貰おうか」
そしてニンジャスレイヤーは「サイゴン!…ジェロニモ!」…と、サワタリのシャウトを背に屋敷内へと入って行った。
「ニンジャでなくとも、ニンジャと渡り合える存在…か。この世界は、思ったよりも恐ろしいのかも知れんな」
独り言の様に呟きながら、ニンジャスレイヤーは客室として宛がわれた部屋へと向かった。
「アイエエエエ!助けて!」
途中、廊下の角を曲がった所でアクアが叫んでいた。片足首を縄で結ばれ、天井から宙吊りになっている。
「…何を遊んでいるのだ、アクア=サン」
「遊んでる様に見える!?何だか知らないけど、助けてよ!」
「…イヤーッ!」
彼女を吊り上げる縄へとスリケンを投擲し、容易く切り落とす!アクアは床に顔を激突させ悶絶した。
「……で、一体何が…」
「あの、サワタリって人が…!」
「…ああ」
サワタリは朝方、誰よりも早く起き、罠を設置したのだろう。しかし、何故屋敷内に仕掛けたのか、後で聞いてみると
「言っただろう。アンブッシュを警戒しろと!しかし、非常にわかりやすくしておいたのだがまさか引っ掛かるとは」
とのことだ。因みにめぐみんはまだ寝ており無事、カズマはステータスの幸運値の高さからか一度も引っ掛からず無事だった。
この後、アクアは何度も罠に掛かっては穴に落ちたり丸太に激突したりと散々な目に合う事となった。
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「さて、そろそろ探索に行くぞ!」
やがて日が沈み夜を迎えた。カズマが腰を上げ、ニンジャ二人含む皆へと声を掛ける。
「…あのー、カズマさん。明日にしませんか…」
アクアは所々ボロボロであり、疲労している。相当数の罠に掛かった様だ。
ダクネスはと言うと、非常にやる気に満ち溢れていた。めぐみんは何時も通りであり、特に変わった様子は無い。
「何言ってんだ、期日までまだあるとは言え…」
魔王軍幹部らしき者の調査クエストはまだ完了しておらず、万が一本当に幹部クラスが居た場合は大手柄。
報酬もそれなりであり、何より二人のニンジャをだらだら付き合わせる訳にもいかないとカズマは考え、アクアを諭す。
渋々頷くアクア、そしてクルセイダーとアークウィザード、二人のニンジャを連れ、昨日調査した森へと一行は向かって行った。
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