20: ◆Hnf2jpSB.k[saga]
2016/02/17(水) 20:36:36.61 ID:AuX52slUo
「大丈夫ですよ、ちょっと疲れてるだけで」
おどけたように返す。
「プロデューサーさんが倒れでもしたら、みんな悲しむんですからね?」
その言葉の一つひとつが突き刺さる。
「わかってます。適当に休みながらやりますから」
「……それじゃあ、お先に失礼しますね」
「ええ、お疲れ様です。また明日からもよろしくお願いします」
分かってくれたのか、何か察してくれたのか。
心配そうな眼差しを残して、音無さんは帰っていった。
「………………また明日、か」
明日の日が昇るころには死んでるんだよな、俺。
この嘘を、彼女は許してくれるだろうか。
【09:47】
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