47: ◆Hnf2jpSB.k[saga]
2016/02/17(水) 20:58:15.63 ID:AuX52slUo
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「音無君、キミにはプロデューサーの代行を務めてもらいたい」
「………私がプロデューサーの代行……ですか?」
「うむ。アイドル諸君は、そう遠くないうちに立ち直ってくれるだろう」
社長の目は確信に満ちています。
「ならば、我々もできることをやっておかなければならない」
確かに、プロデューサーさんの代わりが簡単に見つかるとは思いません。
でも、なんで私なんでしょうか。
そんな疑問が浮かんだ時、プロデューサーさんと最後に交わした言葉が思い出されました。
『ええ、お疲れ様です。また明日からもよろしくお願いします』
自分の死を予感していたらしいプロデューサーさんは、そう言いました。
明日からもよろしく、と。
それこそが、私が託された想いだったんじゃないでしょうか。
「彼の為にも我々が足を止めてはならんのだ。頼む」
プロデューサーさんの遺志を引き継ぐ、なんていうとちょっと大げさですけど。
私はしっかりと頷きました。
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