過去ログ - 京太郎「修羅場ラヴァーズ」爽「完全無欠のハッピーエンド!」
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961: ◆fUP.t6E/JbsR[saga]
2017/07/08(土) 01:19:56.25 ID:+I+A3Gqz0
視線、仕草、表情、携帯の待ち受け、スケジュール帳に貼られた写真、インタビューで答えた好きな異性のタイプ、etc……。

20年、温められた感情は少し暴走気味で。

それだけあれば京太郎も彼女の想いに気付かざるを得ない。

そして、その想いに素直に頷けない理由があるのだ。


「奇遇やなぁ、私もせんせーに伝えたいことがあんねん」

「なっ」

「……だれ?」


横から入ってきたのは、はやりよりも10才以上年下の少女。

京太郎が請け負った患者の一人で、(京太郎にとっては)厄介な事に、はやりと同じ感情のベクトルを向けて来るのだ。

しかも何故だか――たまの休日に外出すると、今のように彼女と偶然遭遇する確率が非常に高い。


「せんせー、やっぱイケズやわ。私の大事なとこみといて……」

「……京太郎さん、この子は……?」


そうして、京太郎の前でニアミスした感情の矢印は激突する。

年齢の差があっても、想いの強さに違いはなし。


「は、はは……」


カラン、と氷がグラスに打つかる音がした。


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