24: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/19(金) 16:32:52.07 ID:KdggYUJB0
乃々「あうぅ……おいしかったんですけど……一歩間違えたら辛すぎて死んでしまうと思うんですけど」
P「ちょっと辛いのセーブしすぎたな」
乃々「あれでセーブしてたのなら、プロデューサーさんの方が人間じゃないと思うんですけど……」
25: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/19(金) 16:34:31.90 ID:KdggYUJB0
乃々「今季限りでアイドルを引退するって」
26: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/19(金) 16:35:34.21 ID:KdggYUJB0
P「あっという間だったなあ」
懐かしむように言うと、彼女がおずおずと横槍を入れてきた。
乃々「十年続きましたけど」
27: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/19(金) 16:38:49.40 ID:KdggYUJB0
乃々「プロデューサーさんは」
P「うん」
乃々「仕事が強引なところとかあって、あれでしたけど」
28: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/19(金) 16:42:14.30 ID:KdggYUJB0
乃々「これまた、懐かしいですね」
P「それ、やるよ」
乃々「えっ」
29: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/19(金) 16:45:39.21 ID:KdggYUJB0
乃々「プロデューサーさん、いまカメラありますか」
P「あるけど」
デスクに置いてあるデジカメを渡す。彼女はそれをためつすがめつ眺めたかと思うと、
30: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/19(金) 16:47:13.57 ID:KdggYUJB0
P「もうこんな時間か」
乃々「そうですね」
P「駅まで送ってやろうか」
31: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/19(金) 16:47:53.18 ID:KdggYUJB0
乃々「……はい」
P「結婚、おめでとう。末永く幸せにな」
乃々「……ありがとう、ございます」
32: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/19(金) 16:48:37.30 ID:KdggYUJB0
彼女が去った後に、ふと気になって、事務所の窓を開けて外の様子を窺った。
雨は上がっていた。大きな月が雲間から覗いていた。
33: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/02/19(金) 16:50:01.97 ID:KdggYUJB0
以上です
拙い出来だったけど、読んでくれたひとがいたなら、ありがとう
34:名無しNIPPER[sage]
2016/02/19(金) 17:34:23.63 ID:AGWyhhtDo
乙
雰囲気がとてもよかった
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