過去ログ - 宮永咲「図書室って落ち着くよね」
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55: ◆eBX.lrCXD2
2016/02/19(金) 21:32:53.93 ID:W1u8Js9o0
咲「その家こそが、自らの息子を生贄に出された、欠月家であった」

咲「私は閂で扉を塞いだ。しかし扉の向こうから鋏を振るい、扉に穴を開けようとしている」

咲「破られるのも時間の問題だ。私はこの家で、必死に何らかの手がかりを探した」

咲「わかった事は、あの男児の母親が儀式の後、自らの目を潰した事。恐らく息子を守れなかった事への贖罪だろう」

咲「そして目の見えない母親が、目を失った息子のために、彼の名前を木に彫り、残した事」

咲「しかし、名前を奪われし者の名を記す事は禁じられているため、暗号にして残してある事」

咲「その暗号が彫られた板は見つかったが、私にはその暗号は解けそうにない」

咲「せめて今までの出来事に手がかりがあると思い、民俗学者の使命感と共にこうしてノートに出来事を纏めているが……ここまで書いてもやはりわからなかった」

咲「もうすぐ扉は破られるだろう。私もここまでだ」

咲「最後に、その暗号をここに書き記す」



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