12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/19(金) 20:53:11.75 ID:n6hfI+eQ0
「この人なら、あたしを幸せにしてくれそうだなって、そう思ったんだ」
Pさんの方を見るのをやめて、前を見る。そこにはあたしがいつも見ている世界が広がっている。
「……この目を信じてみよう。この人と一緒に同じ世界が見てみたい。だからアイドルになったんだ」
あの時のあたしの判断は決して間違ってはいないだろう。
「俺は奈緒を幸せに出来たのか?」
「あたしはPさんと一緒に居て幸せにしてもらえたよ」
さっきよりもしっかりと肯定する。うん。あたしはちゃんとPさんに幸せにしてもらえたんだ。
「そっか……」
ぽつりと呟くと、それからのPさんはあたしの家までずっと無言だった。
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