過去ログ - 友紀「もっと大好き、語っていい?」
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29:名無しNIPPER
2016/02/20(土) 03:50:04.71 ID:UZbKwW/V0
話が再び、プロデューサーとあたしのことになった。
礼子「ここまで10年、彼に支えられて、彼とバカ言い合いながら、やって来たわけでしょう?」
友紀「……う、うん」
礼子「信じてきて、失敗ではなかったわけでしょ?」
友紀「うん」
礼子「じゃあ、身を委ねてみても悪くないかもね」
友紀「ゆだっ……///」
比奈「物理的に委ねろって話じゃないっスよ、友紀ちゃん」
礼子「あら、私はそれも含んだつもりよ」
比奈「勘弁してほしいっス、そんな生々しい話」
茶化すような会話の中だけど。
あたしの顔はもう真っ赤だ。
あ、えっと、いろんな想いがめぐったせいで、だからね。
別にその、身を委ね、とかそういう想像のせいじゃないからね?
礼子「ま、とにかく」
空気を整えるように、オホンと礼子さんが咳払いをひとつ。
礼子「形はどうあれ、クリスマスには、友紀ちゃんとプロデューサーの関係はたぶん変わるわね」
黙ってうなずく。
それは、私にもなんとなくわかる。
礼子「恥ずかしいかもしれないけど、ちゃんとそこには向き合いなさい。きっと素敵な未来が待ってるわ」
友紀「……今更その、そういう、いつもと違う、そういうの、その、変な感じにならないかな? 失望されないかな?」
礼子「……ふふ、いいのよ、ちょっとくらいカッコ悪かったとしても。それこそ彼がフォローしてくれるわよ」
比奈「きっといい展開になるっスよ。結果教えてくださいね」
友紀「え、あ、うん」
礼子「そんな彼と、改めて仕事の話もゆっくりすればいいわ」
友紀「……うん!」
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