過去ログ - シンジ「ねえアスカ」アスカ「んー」
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21:名無しNIPPER[saga]
2016/02/20(土) 22:52:25.22 ID:kYdavfrP0
シンジ「ねえアスカ」
アスカ「んー」
シンジ「なんか最近いつも帰り遅いね。どうしたの?」
アスカ「別に。あんたと違って忙しいってだけよ」
シンジ「よく分かんないけど、あんまりはしゃぎすぎるとミサトさんが心配するよ」
アスカ「私のことを心配ね、どうだか」
シンジ「ミサトさん、ああ見えて繊細だから。僕達の保護者っていう事についても結構悩んでるみたいだし」
アスカ「大人になると好きでもない他人のことまでいちいち考えてやらなきゃならないなんて、大変ねー」
シンジ「好きでもない?それ、ミサトさんのこと?」
アスカ「そうよー。ううん、というより無理やり理由づけしてやりたくも無いことヘラヘラ笑いながらやっちゃってる不潔な大人ども全般ね」
シンジ「ミサトさんは案外、家族みたいなこの生活楽しんでくれてるんじゃないかな」
アスカ「好きでもないやつと家族ごっこは一番気持ち悪い」
シンジ「アスカがそう思えるのは家族がいるからだよ。ミサトさんとか僕は……こういうのに憧れてもずっと出来なかったから」
アスカ「楽しくもない生活の中でも自分の欲求が満たされてると思って幸せだと思い込みたいのね。嫌悪感に塗れた自分が哀れじゃないって信じたいのよ」
シンジ「ミサトさんが僕達のこと嫌いだって言いたいの?」
アスカ「さあ?でもあたしだったら楽しくないわねー、よりにもよって義理でもないバカシンジの世話を無償でしてやらなきゃいけないなんて、考えただけで吐きそう。それをやりながらもヘラヘラ笑っていられるミサトの事を見てるともっと吐きそう」
シンジ「アスカ、なんか怒ってる?」
アスカ「あら、あんたにはそう見える?」
シンジ「見えるっていうかさ、怒ってるでしょ。何かあったの?言ってくれなきゃ分かんないよ」
アスカ「ねえ、上手く丸めようとしないでよ」
シンジ「は?」
アスカ「あんたさ、例えば裏で誰かがあたしの悪口言ってても同じような対応とんでしょ?」
シンジ「あの……」
アスカ「ね、そうよね?『嫌なことがあったなら言ってよ。力になりたいんだ』とかさ」
アスカ「とりあえず目の前の他人のためにいいカッコしておきたいと。最低限、自分が嫌われないためだけに」
シンジ「何言ってるんだよ急に。熱でもあるの?」
アスカ「はぐらかさないでよ!あんた、他人のために怒ったことないでしょ!?」
シンジ「……」
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