6:名無しNIPPER[sage]
2016/02/21(日) 13:01:30.58 ID:TNpB24qq0
提督「実は先ほどの茶葉でもう一杯、別の紅茶を淹れておいたのだ……さあ、飲むがいい」
ル級「……コノ……紅茶二アルマジキ脂ギッタ臭イ……マサカ……」
提督「そう、これはバター茶だ!」
ル級「キサマ……紅茶ヲ……アールグレイヲ……ナンダト思ッテイル!」
提督「一度も口にせぬ者が、何を言うか!さあ、飲め!」
ル級「……クッ……コレハ……」ゴクッ
提督「甘い、だろう」
ル級「ヌゥ」
提督「そして予想外に美味い」
ル級「…………コレハ……シカシ、コレハ……」ゴクゴク
提督「そう、本来バター茶は塩とバターを入れた、栄養補給用の飲み物だ。嗜好品というのとは少し違った。いや、違っていたというべきか。近年、砂糖が安く手に入るようになり、嗜好品として甘く味付けされたバター茶も生まれ始めたのだ!」
ル級「シカモ……塩ガ入ルコトデ、甘サガ際立ッテ……」ゴクリ
提督「ふっふっふっ……どうした?紅茶にミルクを入れるのは邪道ではなかったのか?」
ル級「……ハッ!ソウ、ソウダ!ダカラコノ紅茶ハ本来ノ在ルベキ味ヨリモ翌落チテイル!」
提督「ハッ!口ではそう言っているが、体はどうかな?」
ル級「クゥゥ……違ウ……コレハ……」ゴクリゴクリ
提督「そうだ……甘い物が続いて、そろそろ苦味が恋しいのではないか?」
ル級「ソンナコトハ……」
提督「そう言いつつ、次の杯に手が伸びているではないか……まったく、体は正直だな」
ル級「クッ……負ケルモノカ!」
提督「さあさあ。こちらは苦いぞ?どうだ?ん?」
ル級「〜〜〜!クソッ」ガバッ
提督「はっはっはっ!さあ、飲め!」
ル級「ゴクゴクゴク……」
提督「それが貴様にとっての地獄だ!」
ル級「グハァッ……コレハ……コレハ……」
提督「どうした?ん?苦いだろう?」
ル級「キサマァ……紅茶好キニ何テ物ヲ……コンナ……コンナ……」ワナワナ
提督「そう、今貴様が喜んで飲み干した物は……」
ル級「コーヒー……ダト……」
提督「しかも最高級のルアック・コーヒーだ!」
ル級「ウゲェェェ……!」
提督「吐いたところで貴様がコーヒーを美味いと思ってしまった事実は変わらない!認めろ!コーヒーは美味かったと!甘い物の後の、苦味の強いコーヒーは、紅茶より美味いと!」
ル級「ソンナ事ハナイ!紅茶ハ最高ダ!最高ナンダ!コーヒーニナド負ケルモノカ!」
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