過去ログ - 咲「部長、まだ残ってたんですね」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 16:34:44.39 ID:aP8rJs2V0
久咲短編です

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2:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 16:37:47.23 ID:aP8rJs2V0
誰もいない部室に咲が久と鉢合わせになったのは偶然のことだった。

忘れ物に気付いて取りに戻った咲は、部室に残っていた久と遭遇した。


以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 16:41:01.63 ID:aP8rJs2V0
咲「あの、部長。何か私にも手伝えることはありませんか?」

気が付けばそう口走っていた。

一人で頑張っている久を見て、彼女の助けになりたいと思ったら勝手に言葉が出ていた。
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 16:45:16.86 ID:aP8rJs2V0
久「それじゃあ、私にキスしてくれる?」

咲「はい!……え?」

久が何を言ってきても頷くつもりだった咲は勢いよく頷き、そして言葉の意味を理解して固まった。
以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2016/02/21(日) 16:46:52.16 ID:AGnk+qgwo
うえのさんかわいいですよところでとなりのおんなはだれでしょうか


6:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 16:52:47.41 ID:aP8rJs2V0
咲「あの…、部長?」

動揺を滲ませ、瞳を揺らす咲はさながら小動物のようだ。

見上げてくる咲の横に軽く手を付いて顔を近付けると、白い頬は真っ赤に染まっていく。
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 16:57:11.99 ID:aP8rJs2V0
久「咲にキスしてもらえれば疲れが癒されると本気で思ったからお願いしたの。だけど困らせてしまったわね…ごめんなさい」

眉尻を下げ、寂しげにふと笑みを浮かべる久に胸が締め付けられる。

そんな急に弱味を見せないでほしい。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 17:01:15.09 ID:aP8rJs2V0
久「よかったわ。実は結構勇気を出して言ったのよ」

なんて嬉しそうな顔で言われてしまえば断る術なんてない。

咲「あの、目、閉じてくださいね?」
以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2016/02/21(日) 17:03:49.91 ID:/NR6i5gu0
おぉ…


10:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 17:05:13.40 ID:aP8rJs2V0
咲「ど、どう…でした?」

上擦った声で何も言わない久に訪ねれば、瞳を開いた彼女が柔らかく微笑んだ。

久「ええ、気持ちよかったわ。ありがとう」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 17:08:43.61 ID:aP8rJs2V0
久「ええ。また疲れが溜まったらお願いしたいんだけど…その、咲が嫌じゃなければ」

ああ、その顔はずるい。

眉尻を下げて、少し憂いを感じさせるその表情に咲は頭を抱えたくなる。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 17:09:11.98 ID:aP8rJs2V0
飯食ってきます


13:名無しNIPPER[sage]
2016/02/21(日) 17:12:30.42 ID:lUXm0+LiO
すばら!


14:名無しNIPPER[sage]
2016/02/21(日) 17:28:32.40 ID:eLjYrSm2O
久咲いいよね


15:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 21:51:30.82 ID:aP8rJs2V0
次の日、まるで昨日の出来事が何もなかったかのように久の態度は普段と変わらないものだった。

それを妙に寂しく感じるのは何故だろう。

胸に軽く手を当てて久の方を見つめる。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 21:54:23.01 ID:aP8rJs2V0

―――――
――――――――――

部活の時間が終わり、皆が部室を出て行く。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 21:56:40.19 ID:aP8rJs2V0
久「声をかけてくれたら良かったのに」

咲「そんなの、出来るわけないじゃないですか…」

何でもないように振る舞う久に、自分だけが意識しているようで恥ずかしい。
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 21:58:55.33 ID:aP8rJs2V0
恥ずかしさに顔を背けた咲に、久は顔を近づける。

久「今日もキスしよっか」

ぐいっと顔を寄せてきた久は、内緒事をするように耳元で囁いた。
以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2016/02/21(日) 22:00:04.98 ID:cbMYALMr0
気持ち悪い。屑百合豚さっさと死んどけゴミks


20:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 22:00:59.02 ID:aP8rJs2V0
誰もいなくなった部室で、咲は久と向き合う。

二度目とはいえ緊張してしまうそれに早くもドキドキと心臓が音を高める。

咲「…ん…」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 22:02:49.82 ID:aP8rJs2V0
咲「でも、たまになら…その、いいです、よ」

久とキスをするのが嫌なわけではないし、

これで久の疲れが取れるなら咲としては別に苦ではない。
以下略



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