過去ログ - 咲「部長、まだ残ってたんですね」
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6:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 16:52:47.41 ID:aP8rJs2V0
咲「あの…、部長?」
動揺を滲ませ、瞳を揺らす咲はさながら小動物のようだ。
見上げてくる咲の横に軽く手を付いて顔を近付けると、白い頬は真っ赤に染まっていく。
7:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 16:57:11.99 ID:aP8rJs2V0
久「咲にキスしてもらえれば疲れが癒されると本気で思ったからお願いしたの。だけど困らせてしまったわね…ごめんなさい」
眉尻を下げ、寂しげにふと笑みを浮かべる久に胸が締め付けられる。
そんな急に弱味を見せないでほしい。
8:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 17:01:15.09 ID:aP8rJs2V0
久「よかったわ。実は結構勇気を出して言ったのよ」
なんて嬉しそうな顔で言われてしまえば断る術なんてない。
咲「あの、目、閉じてくださいね?」
9:名無しNIPPER[sage]
2016/02/21(日) 17:03:49.91 ID:/NR6i5gu0
おぉ…
10:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 17:05:13.40 ID:aP8rJs2V0
咲「ど、どう…でした?」
上擦った声で何も言わない久に訪ねれば、瞳を開いた彼女が柔らかく微笑んだ。
久「ええ、気持ちよかったわ。ありがとう」
11:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 17:08:43.61 ID:aP8rJs2V0
久「ええ。また疲れが溜まったらお願いしたいんだけど…その、咲が嫌じゃなければ」
ああ、その顔はずるい。
眉尻を下げて、少し憂いを感じさせるその表情に咲は頭を抱えたくなる。
12:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 17:09:11.98 ID:aP8rJs2V0
飯食ってきます
13:名無しNIPPER[sage]
2016/02/21(日) 17:12:30.42 ID:lUXm0+LiO
すばら!
14:名無しNIPPER[sage]
2016/02/21(日) 17:28:32.40 ID:eLjYrSm2O
久咲いいよね
15:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 21:51:30.82 ID:aP8rJs2V0
次の日、まるで昨日の出来事が何もなかったかのように久の態度は普段と変わらないものだった。
それを妙に寂しく感じるのは何故だろう。
胸に軽く手を当てて久の方を見つめる。
16:名無しNIPPER[saga]
2016/02/21(日) 21:54:23.01 ID:aP8rJs2V0
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部活の時間が終わり、皆が部室を出て行く。
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