10:名無し ◆4v8YI6cjUrA8
2016/02/21(日) 18:44:03.92 ID:DtzttU7dO
律「じゃあ純ちゃんは参加ね」
純ちゃんの参加表明で他のみんなの目がキラキラしてきた...いや、こういうのはギラギラって言うのかな?
とにかく現実味を帯びてきた事で皆の期待が一気に膨らんだのは間違い無いだろう
和「ちょっと聞きたいんだけど」
皆の顔に緊張の色が走る
多分皆は和ちゃんが一番参加させるのが難しいと考えてるんだろう
実際、学校での和ちゃんは生徒会長であり真面目を絵に書いたような生徒だ、こんな面倒事に首を突っ込むどころかそれを辞めさせる側の人間
そう認識しているからだ
和「貴女達がやろうとしてるのは一般的に言えばただの喧嘩よ、そんなことを人目のつく所でやれば学校内外関係なく何かしらの問題になるわよ」
紬「それは私がなんとかするわ。いざ闘いが始まったら教師に止められたり通報されたりなんて、そんなの全然面白く無いんだもの。琴吹家の人間を使って人払いをするなり騒ぎにならない様手を打つつもりよ」
ふぅん、と和ちゃんが頷く
和「安全面に関してはどうするつもりなの?」
紬「それもこっちで出来るだけ対策はするつもり。素手で殴り合ったりしたらお互い大怪我しちゃうし目や脊椎なんて場所への攻撃をしちゃったらもうそれは果たし合いだもの。あくまで腕試しの範疇で、かつ実力を納得いくまで出しきってお互い闘える様に段取りは惜しまないわ」
冷静に話してる様に見えてムギちゃんから殴り合うなんて言葉が飛び出した。
きっとムギちゃんも必死なんだと思った
和ちゃんさえ取り込めば後は憂、憂なら私が言えば参加させることは容易。
ここが正念場だとみたんだねムギちゃん
フフッ、それにしてもムギちゃんから殴り合いなんて言葉が出るなんて....
ムギちゃんも皆と闘いたくてウズウズしてるんだね
和「そ、なら私も参加するわ。細かいルール決めも私が参加した方が安全性が高まると思うし生徒会長として見守る義務があるわ 」
みんなあっけにとられていた。あの和ちゃんがこんなにも簡単にこんな事に参加すると言ったからだ
律「それじゃあ後は.....」
皆の視線が憂に集まる
憂はうつむき加減で何かを考えている
暫く沈黙が続いた後、憂が顔を上げて言った
憂「お、おねぇちゃんが参加するなら.....」
こうして8人で誰が一番強いのか
皆で戦うことが決まったのだ
果たしてこの闘いの先に何があるのか?
また、ふわふわした軽音部に戻れるのか?
皆と今まで通りの友達で居られるのか?
わからない
わからないけど....
みんな試したくて試したくて
不安よりも喜びと期待がが勝っているのだろう
だって....
皆いい表情してるよ
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