過去ログ - 唯「さいきょう!」
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12:名無し ◆4v8YI6cjUrA8
2016/02/21(日) 19:05:35.79 ID:DtzttU7dO
田井中 律

さっきムギからオープンフィンガーグローブを渡された
皆嬉しそうに受け取り使い方の説明を聞いていた、と言っても要するに闘いたい相手の前でコレをはめるだけだ
後は相手が拒否せず応じてくれれば試合開始

隣で歩く澪もオープンフィンガーグローブを眺めながら何やら考え事をしている
言ってしまえば....私が一番闘いたいのは間違い無く澪だろう、澪だって多分だけど私と闘いたいに違いない
つまり今これをはめてしまえばそれは叶う訳だ

でも....なぜだか踏ん切りがつかない 澪も一緒の考えなのだろうか、グローブを見ては嬉しそうにしたり考え込むような顔をしたりと表情が目まぐるしく変化している
.....それなら私が......
そう思った時澪が口を開いた

澪「なあ、律」

律「なんだ、澪」

澪「私たちの試合なんだけどさ.....」

私は鼓動が高まるのを感じていた
澪もやっぱりそれを考えていたのだ つまるところ、今ここでなら誰の邪魔も入らな いしお互い万全の状態で闘える
やるなら今がベスト、そう言う事だろう
だけど澪の口から発せられた言葉は意外なものだった

澪「私たちは....最後にやらないか?」

最後....つまり全員に勝ち抜いて残り二人になったらやるって事だ
そんなまどろっこしい事なんてしなくても今すぐ闘える、でもそれは違うと澪は考えたのだろう
私も理屈じゃわからない、今すぐ澪と闘いたいでも....
何となく澪が考えてる事が私にも理解できた
私達の闘いは特別なものにしたい
そういう事だろう

律「そうだなぁ〜、軽音部の絶対的信頼の象徴 である私こと律ちゃんとわれらがアイド ルの澪ちゃんの試合ならそれなりの状況でやるのが一番かもな〜」

なんて軽口を叩くと澪から調子に乗るなと重い突っ込みの一撃をもらった
いってーなぁーなんて澪に抗議してると澪は真面目な顔で私に言った

澪「負けるなよ、律」

澪の言葉にいつもならふざけて返すところだが、今はがらにもなく黙って頷く
澪と別れる時、澪を見送りながら私は誰にも負けてたまるかと強く誓った

純「でもまあ、律先輩は私たちの下克上の最初の餌食ですよ」

電柱の影からオープンフィンガーグローブを装着した純ちゃんがゆっくりと私に近づいてくる

ヒリつくような感覚が私を包む
澪との約束を果たすために
私は負けるわけにはいかない

やってやろうじゃんか


そう呟いて私もオープンフィンガーグローブをつけて純ちゃんの前へゆっくりと歩みを進めた


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