148:名無し ◆4v8YI6cjUrA8[saga]
2016/03/31(木) 18:34:23.87 ID:iiSZpgYnO
秋山 澪
日頃から走り慣れたジョギングコースを走る
空手のための基礎体力向上のためとダイエットのために
澪のスタイルは決して悪くは無い
ただ、この時期特有の皮下脂肪の増加による体重の推移に澪は常に悩まされていた
要するに、出るところが出る
生理現象であり仕方の無い事なのだが律に度々からかわれたりして気になってしまうのだ
息を切らしながら走る澪は背後から一定の距離を保ちながら付いてくる人影に気付いていた
変質者ならばペースを上げれば引き離せるだろう
そう考えた澪はペースを上げる
暫く走っても気配は一向に離れない
このまま家に帰っても良いのだが相手の得体が知れない以上家は知られたくないと思った
澪は近所の神社へと向かう
鳥居をくぐり石段を駆け抜ける
長い石段を登ると比較的広い境内へと出る
澪は物陰に身を潜めた
どんな人物が付きまとってきたのか確かめるのだ
石段を登る音がする
澪はじっと目を凝らす
石段を登り、膝に手をついて息を整える人物
それは和だった
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