19:名無し ◆4v8YI6cjUrA8
2016/02/21(日) 19:53:36.12 ID:GNwMhC04O
律VS純
律が距離を詰めて純に追撃をしようとしたその時
律の顎に真下から衝撃が走った
純はストレートを受けて後ろへ倒れこむと同時にバク転の要領で律の顎を蹴り上げたのだ
予想外の攻撃に律は吹っ飛び倒れこむ
純も先程のストレートのダメージから後ろへと倒れこむ
予想外の方向からの攻撃を受けた律と自分で後ろに倒れ込みながら攻撃を出した純
勝敗はそこで別れた
バク転の要領で体を後ろへと回したおかげで純は律ほどダメージを受けなかったのだ
グラつく足で立ち上がり律を見る
律も立とうとするが目の焦点が定まってない
貰ったよ、と純が距離を詰めて律の頭目掛けて蹴りを放つ
その蹴りはどこからか表れた黒いスーツを着た男に受け止められていた
純の蹴りがスーツの男に止められると同時に律が崩れた
あのまま蹴りが止められていなかったらまともに津にはいっていただろう
スーツ「鈴木純さん、貴女の勝ちです」
なるほど、これがムギ先輩の言ってた琴吹家の人って訳ね
純は納得した
フッと気が抜けると体のあちこちがいたむのに気付いた
純「全く、いたいけな乙女をこんなにして。律先輩も酷い人ですよ」
息をついて座り込みながら純は言った
律「お前もな」
まだダメージが抜けていないのだろう
上体を起こして立ち上がろうとはせずに律は返す
なんだかさっきまでの事が嘘の様に笑えてきた
すっかり暗くなって灯った街灯が
無邪気に笑う二人の少女を照らしていた
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