23:名無し ◆4v8YI6cjUrA8
2016/02/21(日) 23:57:22.27 ID:IRIxetOD0
平沢 憂
両親が留守がちな家で私はお姉ちゃんの身の回りの事を率先してやった
ご飯も家の掃除も買い物も
とにかく私に出来ることはやった
これが私のせめてもの抵抗
お姉ちゃんの妹と胸を張って
お姉ちゃんの横に居れる存在であるために
だけどやればやるほど私のお姉ちゃんへのコンプレックスが積もって行った
所詮私のやっている事は誰にでも出来る事
そんな事をやったとしてもお姉ちゃんと並ぶことなんて出来ないんだ
お姉ちゃんは私が努力して長い時間を掛けてやれることをすぐにやるだろう
所詮私のやっている事は私の願望
お姉ちゃんの妹として
胸を張って言えるようになりたい
お姉ちゃんに無くてはならない妹として存在したいと
私のこの気持ちは日増しに大きくなっていく
お姉ちゃんと対等になりたい
いつしかこんな風に思う様になったのだ
そして音楽室での話
私は思った
ここでお姉ちゃんに勝てば私はお姉ちゃんと対等になれる、と
私はお姉ちゃんに勝ちたい
お姉ちゃんと闘うためだけにこの話を受けた
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