25:名無し ◆4v8YI6cjUrA8
2016/02/22(月) 10:52:39.08 ID:asduBnGr0
平沢 唯
学校から帰ってきて、私はリビングでムギちゃんから貰ったグローブを眺めていた
テレビで見たり知識として知ってはいるけど実物を見るのは初めて
触ってみるとごわごわとしてて思ったよりも硬い
相手に怪我をさせない道具じゃないねこれは
これは自分の拳を守るためにつけるんだな
唯はそう思った
唯「うい〜お腹空いたよぉ〜」
いつもの様にご飯の催促をする
いつもならすぐに憂から返事が返ってくるのに今日は返事が返ってこない
台所を覗くと蓋をした鍋からポコポコと泡が今にもふきこぼれそうになっていた
憂はその隣でどこを見るでもなく立ち尽くしていた
唯「うい〜洪水になっちゃうよ〜」
ハッ!と我に帰った憂があわてて鍋の火を消す
憂はごめんね〜と言いながらいつもの様にごはんの支度をしてくれた
マロニーが柔らかくなっちゃってたけど憂のごはんはいつも通り美味しかった
いつもと同じなのに
いつもと同じじゃない
憂の様子がおかしいのは私にもわかった
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