過去ログ - 唯「さいきょう!」
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35:名無し ◆4v8YI6cjUrA8
2016/02/25(木) 14:20:40.68 ID:+9rVcFK0O
平沢 憂


お喋りをしながら掃除をしていると
突然教室のドアが荒々しく開いた

そこには、私が告白を断ったサッカー部の先輩と見たことの無い男の人が二人居た

先輩達は私に近付き、掃除当番の子を追い出した

「センコーに言うと君達も面倒な事になるよ」

そう言われてクラスの子達は怯えながら逃げていった

私は男三人に囲まれた

持っていたモップで一人の横腹を叩く

でも、ぜんぜん効いちゃいなかった

男の一人がこの世の悪意を表したかの様な顔で私に言った

「大人しくしてりゃ、手荒な真似はしねぇよ」


虫酸が走った

私は必死で抵抗した
暴れて、噛みついて、なんとか男から逃げようとした

すると頬に衝撃が走った
衝撃があまりに強くて私は思い切り吹き飛んで倒れこんだ

何が起きたのか最初はわからなかった
ズキズキと痛む頬が私に何が起きたのか理解させた


私は殴られたのだ


圧倒的な力の差
暴力の前に私はあまりに無力だった


「調子に乗ってんじゃねぇよ」

イライラとしたような声で私に凄む

私はもうそれだけで
怖くて、ただ声を上げることしか出来なかった.....


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