過去ログ - 唯「さいきょう!」
1- 20
65:名無し ◆4v8YI6cjUrA8
2016/03/01(火) 17:50:23.11 ID:6Smx94wCO
放課後


授業が終わり皆が音楽室へ集まる
いつもの様に紬がお茶の用意をして集まった順にそれを飲む
いつもと違うのは何人かが既に試合を終えて生傷やら痣やらで少し痛々しく見える

皆が集まったのを見計らって紬がホワイトボードに昨日の試合の結果を書き始める

一試合目

田井中 律×
鈴木 純 ○

平沢 憂 ×
平沢 唯 ○

試合の結果を見て各々が声を上げる

律「ひぇ〜、なんだよ唯が憂ちゃんといきなりやったのかよ」

唯「ムフフフ、愛の試合だよぉ〜」

律「憂ちゃん....お姉ちゃんの顔を立ててあげたんだね、優しいなぁ」

唯「ぶぅ〜、ちゃんと真面目に試合したもんねーうぃ〜」

憂は返事もせずにニコニコと唯に引っ付いていた

律「な、なんかいつもより激しく仲がよろしいことで....」

梓「純!凄いじゃん下克上だよ!」

純「フッフッフ、私だってやる時はやるんですよ」

梓「あー、なんか純のくせに生意気......」

純「ふん!悔しかったらあんたも続きなさいよね!」

紬「あらあら〜ニコニコ」

話の内容こそ違えど
いつものティータイムの雰囲気だった
そんな中
澪だけは厳しい顔をして黙り込んでいた

和「澪?大丈夫?具合でも悪いの?」

澪「....大丈夫だ....なんでもない....」

大丈夫と言う澪の顔は険しく、皆心配そうに澪を見る
律がふざけていつもの様に澪に声をかける

律「あらぁ〜澪ちゅわぁ〜ん、今日は女の子の日ですかぁ〜?」

皆がいつものやり取りに安堵する
....だが、澪は突然立ち上がり

澪「悪い....先帰る」

そう言うと澪はさっさと身支度を整えて音楽室から出ていってしまった

唯「み、澪ちゃんなんか怒ってたよね....」

和「そうね...少し心配だわ」

梓「律先輩がデリカシー無い事言うからですよ!」

律「なぁにぃ〜!梓のくせに生意気なぁ〜!」

澪を心配しつつも
皆はいつもの様に振る舞っていた
事情を知るのは純と律だけ

純(ごめんなさい澪先輩....)
律(ごめんな....澪)

律と澪の約束は一試合目にして破られてしまったのだ
だが、真剣勝負の結果なのだから誰に文句を言える訳でも無い

そんなやり場の無い怒りが
澪にあんな態度を取らせたのだろう
......こうして皆に少しのわだかまりを残したまま

二日目が始まる


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
160Res/145.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice