過去ログ - 拓海「アイドルになって、10年が経った」
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3: ◆kYiT/1W01E[saga]
2016/02/22(月) 00:41:06.87 ID:OCn0ey+K0
アタシがアイドルを引退してから、2年が経った。


4: ◆kYiT/1W01E[saga]
2016/02/22(月) 00:42:00.07 ID:t7PwyPmh0
「気を付けてな」

日曜の朝。
そう言って「彼」は、
玄関を出ようとするアタシを見送ってくれた。
以下略



5: ◆kYiT/1W01E[saga]
2016/02/22(月) 00:42:33.69 ID:t7PwyPmh0
アイドルを引退して、1年が経って、

アタシは「彼」と結婚した。


6: ◆kYiT/1W01E[saga]
2016/02/22(月) 00:43:09.06 ID:OCn0ey+K0
「彼」に出会う前は、
アイドルみたいに華やかな世界なんかじゃなくて、もっと荒っぽくて、過激だけど、退屈な、
そんな日々を送っていた。

そこからアタシを見つけ出して、
以下略



7: ◆kYiT/1W01E[saga]
2016/02/22(月) 00:44:09.09 ID:OCn0ey+K0
「彼」との結婚は、
アイドルを引退する前から考えていたことだった。

それまでアイドルとして活動していたアタシは、
徐々に仕事を減らしていき、
以下略



8: ◆kYiT/1W01E[saga]
2016/02/22(月) 00:44:49.21 ID:t7PwyPmh0
「彼」との生活が始まって、そろそろ1年が経つ。


9: ◆kYiT/1W01E[saga]
2016/02/22(月) 00:45:29.29 ID:zZX4IJgK0
メールが届いたのは、先週のことだった。

送り主は、アタシも「彼」も知っている人物。

あのアイドル時代を一緒に過ごした大切な仲間の1人、片桐早苗だった。
以下略



10: ◆kYiT/1W01E[saga]
2016/02/22(月) 00:47:19.33 ID:zZX4IJgK0
「久しぶり〜、拓海ちゃん」

待ち合わせの時間より5分程早く、
最寄り駅には既に早苗さんがいた。

以下略



11: ◆kYiT/1W01E[saga]
2016/02/22(月) 00:48:00.53 ID:t7PwyPmh0
喫茶店はテーブルとテーブルの間に仕切りがあって、隣の席からも座ってる人は見えないようになっていた。
ここなら早苗さんも周りを気にしないで済む。

適当な席に座ると、早苗さんはかけていたメガネを外し、被っていた帽子を脱いだ。
それから2人でコーヒーを頼んだ。
以下略



12: ◆kYiT/1W01E[saga]
2016/02/22(月) 00:48:41.54 ID:zZX4IJgK0
「さーて、何から話そうかしらねー…」

「今の事務所はどんな感じなんだ?」

「そうねぇ、また今年も若いコが何人か入ったわ」
以下略



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