11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/22(月) 11:04:18.19 ID:NDuKW9gF0
「そう……でしたっけ……?」
Pさんが精いっぱいの作り笑いを浮かべている。その作り笑いを見た凛の周囲の気温が一気に下がった気がする。
「私の時も、アイドルの渋谷凛じゃなく、花屋の娘の渋谷凛として、って言ったはずなんだけど」
凄い勢いでPさんが目を逸らす。もちろん、凛が逃がすわけなく、顎を持って無理やり正面を向かす。
「正直に答えて。今、もう一度告白したら付き合ってくれるの?」
「な!?」
凛の言葉にあたしは二の句が継げなくなる。不安そうな顔でPさんを見ると、PさんはPさんで困り顔のまま停止していた。
「あ、じゃあ私も告白する。ねぇ、Pさん。もう一度、告白やり直そうよ」
「だ、ダメだ! Pさんはあたしと付き合ってるんだ!」
「「奈緒は黙ってて!!」」
二人に凄まれるが、ここで引くわけにはいかない。やっと想いが通じたんだから。あたしの幸せのためにわがままになるのは仕方がない。
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