過去ログ - 速水奏「ゆらゆら揺れて、夢のようで」
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21:名無しNIPPER[saga]
2016/02/22(月) 18:21:15.65 ID:5MCPQXq+0

 彼女の髪に指を通せば、指の間をさらさらと流れる。
 思いっきり甘えてほしかった。

 野良猫に似ているところも、子供っぽいところも、彼女の弱さも知ってしまった私は、彼女の細い髪を撫でて、からだを抱きしめて、それしかできないけれど。

 凛のまぶたが落ちてきたのに合わせて、私は部屋の灯りを暗くする。

 夜が明けたら、凛はまた走り出すんだろう。
 だから、それまでは私の隣で。



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