75:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 14:41:18.59 ID:gp9BCf2+o
ながぁい
76:名無しNIPPER[saga]
2016/06/03(金) 22:15:46.09 ID:Qe/tMxKAO
不意に"現実"が現れた
良く見た景色、無機質な建物、毎日通っている"駅"だ
空も、景色も、建物も人間も雑踏も小動物も虫も全部現実そのものだった
77:名無しNIPPER[saga]
2016/06/03(金) 22:51:46.84 ID:Qe/tMxKAO
一歩歩く
アスファルトの亀裂から、タイルの隙間から、悪夢が漏れ出してくる
滲み出た混沌は大気に染み込み、景色は病的なカオスを取り戻していく
78:名無しNIPPER[saga]
2016/06/03(金) 23:41:57.60 ID:Qe/tMxKAO
内壁は脈打つように波打ち、血管が床に路線図を描いて張り巡らされている
ホームには死んだような顔の手足に鎖を巻きつけたスーツ人間が密集しており、サイレンと共に線路へ落下していく
満面の笑みを浮かべて轢かれる愚者たちはやがて腐って地面に染み込み、線路に敷き詰められる砂利となる
79:名無しNIPPER[sage]
2016/06/04(土) 12:51:57.66 ID:gI7SOdl3o
悪夢! 悪夢!
80:名無しNIPPER[sage]
2016/06/23(木) 03:54:48.93 ID:sUx6R+/jo
まだかなー
81:名無しNIPPER[sage]
2016/07/09(土) 06:21:35.84 ID:bHxwxnwBo
ほしゅ
82:名無しNIPPER[saga]
2016/07/11(月) 18:30:46.71 ID:XvnrqW5UO
電車の壁は血に塗れ(まみれ)、錆びついた鉄によって構成されておいる
古さびた血はグジュグジュと蠢いて饐えた臭いを放っている
83:名無しNIPPER[saga]
2016/07/11(月) 18:52:47.55 ID:mD8zyWjDO
電車の中に鉄製は一切無く、腐り切った鳴動する黒い肉が継ぎ目なく敷き詰められている
シートは編まれた黒い毛髪によって形作られ、つり革は糸で繋げられた蟲の数珠だ
84:名無しNIPPER[sage]
2016/07/11(月) 18:55:15.38 ID:HL2O5I3Bo
待ってた
85:名無しNIPPER[saga]
2016/07/11(月) 19:01:22.58 ID:mD8zyWjDO
キャァキャァアアアアア
耳を劈くその悲鳴が俺の意識を引き戻す
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